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どうも、じるふぇです。
最近はブログの更新が滞りがちになってしまっています。講義が始まって少し忙しくなってきた上に、正直ブログに書くようなネタもなくなってきました。最初は講義内容をベースにうまく話を見つけられたらいいかなと思っていたんですが、そううまくはいかないですね。
さて、月刊『現代思想』の9月号は「メタバース」についての特集で、興味のあるテーマだったので、今まで一度も買ったことのない雑誌ですが今回買ってみました。主に現代思想関係の複数の研究者が論文などを載せている雑誌みたいで、まだちょっとしか読んでいませんが既にかなり満足しています。
「メタバース」というのは、最近よく聞きますし漠然としたイメージはありますが、ちゃんと説明しようとすると難しく感じる概念です。だからこそ、このような哲学雑誌で特集が組まれるわけですね。
この雑誌に載っていた一つの見解によると、「メタバース」はVR技術からの流れと、SNSからの流れ、そしてブロックチェーン技術の流れの3つの側面から理解できるようです。私はあまり詳しくないのでこれ以上は踏み込みませんが、このように整理されるとかなり見通しが良くなりますね。
「メタバース」が現実から完全に独立した一つのオルタナティブな世界を作り上げることができるのか、それとも現在のインターネットがそうであるように、結局は資本主義の市場論理に組み込まれた現実世界の拡張にすぎないレベルに留まるのか、今後の行方が気になります。
この雑誌は他にも、「大学」の特集や「哲学の作りかた」の特集、はたまた「ウィトゲンシュタイン」の特集など個人的に興味深いテーマが多いので、今後もチェックしようと思います。
ということで今回は以上です。