どうも、じるふぇです。
今日、東大前期教養課程Aセメスターのシラバスが公開されました。このシラバスをもとに今期はどの講義を履修するかを考えていくことになります。
ということで、今回は自分が特に注目している講義について書いていこうと思います。
哲学Ⅱ
まず個人的な目玉講義は、國分功一郎先生が担当する哲学Ⅱという講義です。國分功一郎氏は17世紀の哲学や現代フランス思想について哲学研究を行なっている哲学者(哲学研究者)で、東大を代表する教授の一人とも言える人です。代表作『暇と退屈の倫理学』は哲学書でありながら非常に読みやすくて面白く、ベストセラーになっています。
この哲学Ⅱは、國分先生が自身の専門であるスピノザについて、なんとその全著作を解説するという講義です。
これはどうしても受けたい。でも、政治Ⅱという文一生の大半がとる講義と曜限が被っていて、どちらを優先するか悩み中です。しかし、今後こんな講義を受けれるとは限らないし、何を犠牲にしてでもこれはとるべき講義なのでは。
科学哲学
先日、野家啓一の『科学哲学への招待』という本を読んで、それ以来科学哲学への興味が高まっています。この意欲の高まりを逃さないように今セメスターでは科学哲学の講義を取ろうかなと考えています。
(広義の)科学哲学とは「科学とは何か」という問いに対して、哲学的、歴史的、社会学的アプローチから答えようとする学問です。
現代は、いわゆる科学万能論はなりを潜めており、陰謀論なども蔓延る中で、科学に対してどう向き合うかを一人ひとりが考えていかなければならない時代です。
科学というものをもう一度見つめ直すという意味でも、この講義は受ける価値のある講義だと考えています。
私は英語とフランス語を勉強していますが、他の言語にも興味があって、機会があれば学習したいなと考えていました。興味のある言語は、スペイン語やロシア語といったヨーロッパの言語や、ラテン語や古代ギリシア語といった西洋古典語です。(今考えると私ヨーロッパ好きすぎですね)
中でもスペイン語は世界的に使用者の多い言語ですし、ちょうどいい感じの講義も開講されているみたいなので、履修してみようとかなと思っています。
同じラテン系の言語であるフランス語との比較とかも面白そうです。
しかし、この講義はスペイン語文法をたった半年でしかも週1の講義で全て習得するという内容で、とてもハードなようです。なので、履修を少し躊躇っている部分もあります。
この講義は主にPythonを題材にプログラミングについて学んでいく講義です。私は大学入学当初はプログラミングにかなり興味があったので、この講義をいつか取ろうと考えていました。
しかし、付け焼き刃のプログラミング能力が果たして役立つのかは微妙ですし、そんなに焦って勉強する必要はないのかなと今は考えています。
東大の前期教養課程を代表する人気講義の一つですね。ボーカロイドについて主に哲学的な考察をしていくみたいです。
この講義は東大に入学する前から噂を聞いていて、受けてみたいなと考えていました。しかし先日、この講義を担当する鮎川ぱて先生がボーカロイド音楽論についての本を出したみたいで、それを読むだけでも十分なのかなって気もします。
もちろん、講義の中でしか学べないこともたくさんあるんでしょうけど、実際に講義をとるのは2年生の余裕のある時でも良いのかなと思っています。
まとめ
以上、興味のある講義について書き出してみました。これ以外にも、精神障害の思想史を扱う西洋思想史や、マクロヒストリーを扱う政治経済学、統計ソフトウェアRの扱い方を学ぶ統計データ分析など、面白そうな講義は尽きません。
Sセメでは思いのほか良い成績を取れたので、Aセメは少し挑戦ぎみの履修を組んでも大丈夫なのかなとは考えています。
ということで今回はこの辺で終わりです。